小学受験に失敗した場合の親の対応とは?

「子供が小学校受験に落ちてしまって、どのように声をかけてあげたらいいかわからない」「どのように、接してあげたら良いかわからない」このように悩まれていたのではないでしょうか。この記事では、小学校受験に失敗したお子様に対する親の対応方法についてお伝えをしていきます。ぜひ、ご覧ください。

目次

    大前提に合否の基準=学力ではない

    小学校受験に失敗した場合に親が子供にするべき行動とは

    失敗から学ぶ重要なこと

    まとめ

大前提に合否の基準=学力ではない

【学校との相性】

大前提として、合否の基準は、学力と完全にイコールではありません。というのも、受験では、学力以外に、お子様と学校との相性も問われています。ですので、学力の面で結果が良かったとしても、100%受かるとは言えません。また、相性で結果をコントロールすることはできません。ですので、縁がなかったと考えることも悲観し続けないための一つの方法といえるでしょう。

【点数以外の姿勢】

点数以外の姿勢も評価に入ることがあります。例えば、テスト中、問題を解いている際の姿勢が評価対象に入る場合があります。ですので、小学校受験に合格するには学力だけではないということです。

小学校受験に失敗した場合に親が子供にするべき行動とは

【子供の心のケアに努める】

小学校受験に失敗した直後はお子様も落ち込んでいることでしょう。そんな時には、お子様に寄り添ってあげることが重要です。小学校受験は、お子様が初めて味わう大きな失敗であるかもしれません。不合格がお子様自身の自尊心を大きく傷つけてしまう恐れもあります。ですので励まし、寄り添うことで、お子様の心の回復に努めましょう。

【受験を通し得ることができたことに目を向ける】

小学校受験をすることによって、得ることができたことに目を向けることも重要です。お子様とこのことについて、一緒に話してみては、いかがでしょうか。例えば、以下のようなことです。

・勉強をする習慣ができた。

・勉強が嫌でも頑張ることができた。

・入試本番、緊張する中で、最後まで頑張ることができた。

このように、受験を通して頑張ったこと、身についたことをお子様と確認することで、お子様自身が成長できたことを実感し、自尊心回復につながることでしょう。

【親の失敗談を話す】

親の失敗談を話すことも一つの手段です。親御さんは、これまでの人生の中で失敗をして辛い思いをしたこともあるでしょう。例えば、高校受験や大学受験、就活や会社での失敗などです。失敗を通して得られた経験を話すことによって、失敗は悪いものではなく、「失敗は今後の成長を促すものである」とお子さんにいいイメージを抱かせることも大切です。

【失敗を責めない】

受験に失敗したことに対し、責めないことは、最も重要なことです。親御さんが送り迎えをしたり、受験のために貢献をしたことによって、親御さん自身が気落ちしてしまうこともあるでしょう。しかしながら、その感情をお子様にぶつけてはいけません。失敗を責めた結果、失敗に対してトラウマになってしまう場合もあります。

【他の受験校を受ける】

他の受験校を受けるというのも手です。他の学校に合格することで、自信の回復につながることもあります。

失敗から学ぶ重要なこと

【失敗をするからこそ、成長できる】

失敗をするからこそ、成長ができるということをお子様と話しましょう。自身のエピソードを通して話すことも有効です。また、実際に失敗を次に生かせるように親子ともに考えることもおすすめです。具体的には、受験も含め、お子様が失敗した時は、以下の手順で質問をし、一緒に考えて見る機会をとってはいかがでしょうか。

・「なぜ、失敗をしたんだろう?」と問いかけてみる。

・「次はどのようにすれば成功をするのだろう」と問いかけてみる。

・うまくできているかを確認する。

お子様自身で、失敗に気づき、改善をしていくのは難しいことです。ですので、お子様に質問をし、意見を聞き、対話を通して成長を促すきっかけ作りをして見ることも良い方法です。

【失敗に対しての捉え方】

失敗に対しての捉え方も失敗をした時に学べることです。失敗に対しての捉え方をプラスに転じることで、次に挑戦する力をもつことができます。例えば、失敗に対し、失敗をすることは悪だという考えでいると、自尊心が傷ついてしまいます。その結果、挑戦することに対し、億劫になってしまいます。一方で、失敗は、成功の元と捉えることで、どんどん挑戦できるようになります。このように、失敗の捉え方に対して、お子様と話すことは、これからお子様が成長をしていくにあたって重要なことです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では、「受験に失敗した時に親が取るべき行動」「失敗から学ぶ重要なこと」などについて解説してきました。小学校受験に不合格をしても、受験に挑戦したという経験は、無駄にはなっていません。無駄ではなく、学べたことがたくさんあったことをお子様と振り返り、前を向いて次に進むきっかけにしていただければと思います。最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。

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