中学受験の苦手対策。分析から実践まで解説!

目次

苦手対策の重要性
まずは苦手を分析しよう
苦手対策の具体的なやり方
まとめ

苦手対策の重要性

「苦手を克服するより得意なことを伸ばしていこう!」というような考え方が広まっている最近の世の中ですが、残念なことに受験勉強となるとそうはいかないのが現実です。

みなさんは「苦手対策」と聞いてどのような印象をもつでしょうか?

「やらなければいけないと分かっていても難しい」「そもそもやり方が分からない」などと感じている方も多いと思います。

しかし苦手をそのまま放置してしまうとお子さんのやる気が削がれてしまったり、成績の伸びが悪くなる、または下降してしまったりなど、志望校合格への道のりが遠ざかってしまう可能性すらあるのです。

そこで今回の記事ではお子さんの苦手を見つけるおすすめ方法や、具体的な対策のしかたについてご紹介していきたいと思います。

まずは苦手を分析しよう

「苦手対策と言われても、そもそも何が苦手なのか分からない」と感じている方のために、まずはお子さんの苦手を見つける方法からお伝えしていきます。

ひとことで「苦手」と表現していますが、大きく2種類に分けて分析していくことが大切です。

1つ目は苦手な分野を見つけることです。「何が苦手ですか?」と聞かれて「国語の文章問題になるといつも点数が低くて…」「算数の旅人算が…」など、苦手分野を答えるお子さんや保護者の方が多いのではないでしょうか。

お子さんが塾、特に大手の中学受験塾に通っている場合、単元ごとの小テストや模試のように比較的大きなテストが定期的に実施されているケースがほとんどかと思います。それらのテスト結果を見ながらお子さんの苦手な分野を洗い出してみましょう。

2つ目は苦手な難易度を見つけることです。「難しい問題=解くのが大変で苦手」と考えてしまっていませんか?確かにそれは間違いではありません。確かに基礎問題はスラスラと解けるのに少し捻った応用問題が出てきた途端に手が止まってしまうお子さんもいます。

ただし基礎問題についても、苦手かどうかをしっかり分析する必要があります。
基礎問題はシンプルがゆえに「簡単だから」「似た問題を解いたことがあるから」と油断してケアレスミスを連発させてしまうお子さんも決して少なくないのです。

お子さんが苦手な分野はどこでしょうか?
簡単な問題と難しい問題、どちらが得意(または苦手)ですか?

お子さん自身はもちろんですが、保護者の方も一緒に見て考え、お子さんと情報を共有することが大切です。

苦手対策の具体的なやり方

それでは苦手対策の具体的なやり方についてご説明します。

まずはノートを用意しましょう。小学生が一般的に使用しているB5サイズがよいでしょう。大きく書きたい場合はA4サイズでも大丈夫ですが、逆にB5サイズより小さいものだとスペースが少なくなってしまうのであまりオススメしません。

次に、用意したノートに間違えてしまった問題とその時の解答を写します。と言っても手書きで写しているとそれだけでかなりの時間がかかってしまうため、可能であればコピーを取ると良いです。

そして間違えた理由を探していきましょう。
教科や単元によって間違えるパターンは様々だと思いますが、「漢字を間違えている」「使用している公式が違う」「式は立てられているが計算途中でケアレスミスをしている」などしっかりと分析しておくことで「よく間違える流れ」が見えてくるようになります。
分かりやすいよう、カラーペンなどを利用して書き込んでいくと良いのではないでしょうか。

間違えた理由まで見えたら、改めて何も見ずに同じ問題を解き直してみます。
正解できていたらその日はOKです。ただそこで終わりにするのではなく、記憶を定着させるために1日後、3日後、1週間後…のように少しずつ間隔を広げながら最低でも3回くらいは同じ問題を解き直すことをオススメします。

1週間が経過しても正解することが出来ていたら、その問題は理解したと言ってよいでしょう。プラスアルファとして同じジャンルの似たような問題や、難易度を挙げた問題などにもチャレンジしてみるとさらに理解度がアップすると思いますのでぜひ取り組んでみてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は中学受験をする際の苦手対策についてお伝えしました。

苦手を克服するというのは大人がやっても大変な苦労がありますよね。それをまだ小学生のお子さんが取り組むのです。少しでもモチベーションを維持できるように好きな柄のノートを使わせてあげたり、正解した時にはたくさん褒めてあげたりなど、周りの環境を整えてあげるのも大切な要素の1つではないでしょうか。

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