【数学編】高校受験合格を勝ち取る為の勉強方法
目次
数学においての基本ステップ
分野別の勉強法
時期別の勉強法・夏休みから
まとめ
数学においての基本ステップ
【計算力】
成績を上げるステップとして、まずは計算力をつけましょう。数学には色んな問題がありますが、計算せずに解ける問題はほとんどありません。成績が上がらない人の多くは、この計算が素早く正確にできていない可能性が高いです。
数学は基礎から応用へ実力をつけていく必要があります。基礎が分からないと難しい問題が解けないというのが数学の特徴です。仮に、解き方が分かったとしても、その問題を解く上で必要な計算を間違えたら正解できません。ですので、計算力をつけることが数学において成績アップに繋がるステップだといえます。
【基礎問題】
計算問題が中学3年生レベルまでの力が身についたあとは、数学の基礎問題と呼ばれる問題とその解き方を覚えましょう。問題集などで基本のページに載っている問題のことを基礎問題と言います。
同じ問題でもいいので、何回も繰り返し解いて問題の解法を覚えることが重要になります。基礎問題が正確に解けるレベルになるまで繰り返し行いましょう。最終的には、数字や形式が変わっても、振り返り考えれば分かるくらいには理解しておくことがポイントです。
【応用力】
計算をマスターして、基礎問題もきちんと理解できるようになったら、応用力を身につけるステップに移行しましょう。応用力と聞いたら難しいイメージを持っている方も多いでしょう。しかし、応用問題は基礎問題の組み合わせで構成されてますので、応用力とは出題された問題を基礎問題に分解して考えられる力のことです。
基礎問題をきちんとマスターできていれば、分解して解説も簡単に理解できるようになっているはずです。もし、解説を読んでもあまり分からない場合は、基礎力が足りていない可能性があるので、もう一度基礎に戻って復習するようにしましょう。できる限り多くの問題に取り組んで、色んなパターンに触れておくのが理想です。
分野別の勉強法
【方程式】
中学の数学で苦手になりがちなのが方程式です。方程式を習得するコツは、計算と同じで何度も繰り返し解くことがポイントです。基礎問題の解き方が理解できたら、練習問題をできる限り解いて練習しましょう。
難易度の低い問題から高い問題へと少しずつ進めていくようにしましょう。また、計算問題は飽きやすいので、毎日短い時間でコツコツ続けるなど、勉強の仕方に工夫すると持続しやすいです。
【図形問題】
図形問題は配点が大きく、解けるかどうかで他の生徒と差がつきやすい分野なので、標準問題は難なく解けるぐらいのレベルにする必要があります。図形問題を勉強する際にも、計算が大事になります。面積や角度を求める計算問題が出されることがあるからです。計算式を覚えておけば、そんなに難しい問題ではないので、まずは計算式をしっかり覚えておきましょう。
また、証明問題につまづく方も少なくありません。証明問題を解く上で重要になるのは、定義や条件などです。それぞれの図形にどんな定義と、どんな条件を持っているのかなどを優先して覚えるようにしましょう。
【関数問題】
関数を勉強する際には、言葉の意味を理解できるかどうかが重要です。理解できていないと、単純な計算はできてもそれ以上の問題は解くことができません。ポイントはグラフが何を表しているのか正しく理解することです。
時期別の勉強法・夏休みから
【夏休み】
夏休みに入れば、高校受験に向けて本格的に取り組み始める時期になります。この時期から過去問に取り組む人もいますが、この段階ではレベルが高すぎる印象があります。過去問は数が限られているので、始める時期をきちんと考えてから取り組む必要があります。
夏休みに入ると、模試を受ける回数も徐々に増えてきます。結果だけに気をとられるのではなく、基礎力の理解度や苦手分野の克服を積極的に行うことが大事です。また、復習をきちんと行うことも心がけましょう。
【夏休み以降】
入試では中学3年生の2学期に学習する範囲が多く出題される傾向がありますので、2学期の範囲をどこまで習得できるか、基礎問題の理解を終わらせてから入試問題に早く取り組めるかが重要にになります。
計算問題などはこの時期から取り組んでみるのもいいでしょう。授業の進み具合に合わせて調整すると受験当時までに間に合わなくなる可能性があります。どれだけ早く2学期の学習範囲を理解して、受験対策問題などに取り組めるかがポイントです。
【入試まで】
入試までは、これまで自分がやってきた問題集を繰り返し復習して、自信をつけることがポイントです。また、過去問をやる場合には、本番と同じ制限時間でチャレンジしてみましょう。点数を稼ぐために時間配分はとても重要になります。どれくらいのペースで問題を進めるべきかをつかむ練習になります。
この時期に取り組んだ問題で、分からない問題、間違った問題があればいつでも見返せるようにノートにまとめておきましょう。試験にはそれを持っていき、すぐに復習できる体制を整えておきましょう。
入試までは最後の勉強期間なので、苦手分野の克服や他の問題をやる余裕があれば、その問題を解いてみたり、徹底的に復習するなど最後の追い込みをかけましょう。
まとめ
数学は計算、図形、関数と範囲が広いので苦手意識を持ちやすい教科です。また、知識を積み上げることが大事な教科で、1度どこかでつまずくとその先が進まないという難しさもありますので注意が必要です。苦手分野を克服しながら成績アップを目指すのであれば、自分の現時点でのレベルと志望高のレベルの差をきちんと把握し、いつまでにどれくらいペースで勉強していくか、綿密な計画を立てることが受験合格のポイントになります。