【国語編】高校受験合格を勝ち取る為の勉強方法
目次
国語を学ぶ理由とは
国語に必要な能力
分野別の勉強法
まとめ
国語を学ぶ理由とは
日常的に日本語を使ってるのに、なぜ国語を学ぶ必要があるのか疑問に思う人もいると思います。数学や英語など他の教科に比べて、国語の勉強をおろそかにしがちの方も多いでしょう。国語の勉強では、文章を正確に理解し、正確に表現するために必要になります。
そして、国語で学んだ読解・表現の知識は、他の教科にも使えます。英語の文章を英訳したり、和訳したりするには日本語の能力が必要不可欠です。他教科の文章問題も、国語の読解力がなければ、きちんと理解することが難しいでしょう。このように、他の教科の基礎力にもつながります。
また、国語力は学生期間だけでなく社会人になってからも役に立ちますので、国語を学ぶというのは生きていく上で重要だと言えます。日本人だからといって意味がないとおろそかにしないことが大切です。
国語に必要な能力
語彙力は、言葉の意味をどれぐらい理解していて、きちんと使いこなせるかという能力のことです。辞書を引いた経験や読書する経験が少ない人は、語彙力が乏しくなる可能性があります。また、言葉を使う環境によってレベルが変わります。たとえば、日常生活や友達とのコミュニケーションに必要な語彙力と、受験勉強で必要な語彙力は違います。人は文章を読んでいる時に分からない言葉が出てきても、ある程度予測することが可能です。
しかし、持っている語彙力が乏しいと、言葉の正確な意味が理解できない場合があります。結果、文章の理解ができずに問題の問いに答えられないということもあります。語彙力を伸ばすためには、音読や読書をする機会を増やすことがポイントです。
読解する際は、ただ単に文章を読むのではなく、全体的な構造をつかむことも重要です。正確に読むために、2つ押さえるポイントがあります。まずは主語、述語、接続語などを把握してそれぞれの関係をきちんと把握することです。言い換えや因果関係なども文章の構造から読み解くことが可能になります。
2つ目のポイントは修辞関係です。表現のテクニックなので、技法をきちんと身に付けておけば読解に役立つでしょう。倒置や比喩など、知識として知っておけば、難解な問題文を見ても動じず解くことができます。知識を身につけた分だけ点数に繋がりやすい分野ですので、復習を繰り返しながら理解を深めることが大切です。
分野別の勉強法
【漢字の暗記】
単純に暗記するだけだと、本番で忘れて回答できないことがあります。逆に、知識を定着させると一生使えるものになります。漢字を効率よく覚えるには、部首のグループごとに覚える方法がオススメです。部首で括ると、漢字の関連性が見えてきて覚えやすくなります。また、漢字は読み方を覚えて頭の中で繰り返し読みながら書く練習をすると記憶に残りやすいです。さらに、漢字の法則を理解し、知らない漢字でも法則を使い読み方を推測できるようにするとベストです。
【読解問題】
読解問題は、文章を読みなれていない場合、時間内に問題を読み切ることが厳しいこともあります。読むのに時間がかかる場合は、短編集などを使って文章を読む練習をして慣れておきましょう。小説などの文学的な文章は、読んでいる内容を理解した上で時間・場所・人物の情景をイメージしながら読み解くことがポイントです。
【古文・漢文】
古文に苦手意識のある受験生は多いと思います。しかし、単語や文法など基礎知識をしっかりと復習して、読解力を身に付ければ得点を伸ばせる分野です。古文は主語が省略されているので読みにくいと思われがちです。接続助詞に注意して主語を補いながら読むことがポイントになります。
漢文は、訓読に慣れることが必要になります。ルールはそれほど多くないので、口に出して繰り返し読みながら句法を覚えましょう。現代語訳に時間をかけ過ぎないようにするのもポイントです。また、リード文や注釈がある場合には、読解する手助けになることがあるので、読み飛ばさずに目を通すようにしましょう。
まとめ
国語=センスと思われがちですが、センスだけで点数が取れるわけではありません。まずは、自分のレベルにあった問題から始めて慣れることを意識しましょう。それから、徐々に応用問題に取り組んでいくのが効果的でしょう。きちんと受験に向けて対策をすることで、国語の基礎を理解した上で、苦手分野を克服することができれば確実に点数につなげることができますので、反復練習を怠ることなく毎日コツコツと学習を進めていきましょう。