日能研の費用や口コミ、筆者実体験について紹介
本記事では日能研の中学受験対策の実績、入塾テスト、口コミ、費用、日能研卒業生の筆者の実体験と共にお伝えします。ぜひ最後までご覧ください!
目次
日能研とは
横浜市に本部を置く中学受験のみに特化した進学塾です。
全国に156教室を展開し全国の日能研の生徒数は約3万人で中学受験では最大手です。
中堅校から難関校まで幅広い合格実績を持ち、幅広い受験対策が可能です。
日能研生徒が持っているNバックや「シカクいアタマをマルくする」の電車広告でもおなじみですね。
実績
麻布59名、栄光53名、開成38名、桜蔭21名、女子学院54名、フェリス女学院71名
御三家や難関校への合格実績はサピックスや早稲田アカデミーと比較すると正直少ないです。また生徒数の多さも進学塾の中では一番多いことを考えるとやはり難関校への実績は弱いと言わざるを得ませんが、中堅校の合格実績が非常に良いです。
日能研は中堅校の合格を目指している方に適しています。
中堅校でも良い学校はたくさんあります。少子化が進む中で、それぞれの学校も必死で魅力的な教育プログラムや独自の個性的な授業、質の高い教師陣や施設充実などしのぎを削っています。
コースの特徴
大きく分けて基礎と応用クラスの2つで、テスト結果によってクラス分けがされます。
また席順もテストの成績順となります。
応用クラスにいけるのは日能研偏差値55以上が基準です。
1クラスの人数は約25名と比較的多いです。
Wクラス | 基礎 |
G/Rクラス※ | 応用 |
※クラスの呼び名は校舎によって異なります
入塾テスト
小2から小5までが対象で無料で受けることが出来ます。全学年で国語と算数の2教科です。
子どもがテスト受講中に保護者会を実施するので、基本的に保護者の付き添いは必須です。
入塾を目的とした学力を測るためのテストで落とすためのテストではないので、よほどのことがない限り不合格とはなりません。例えばテスト中に大声を出す、座っていられないなど学力とは別の問題で入塾の適性がないとみなされた場合、不合格になることもあります。
また体験授業を無料で受講できます。
気になる料金
6年生前期の4科目の税込み料金です。約40万円です。
これに後期の値段を倍とすると80万円、長期講習費用(春夏秋)約50万円を含めると130万となります。
6年生になると難易度も上がり、個別指導や家庭教師などで補う子も多いです。
入会金 | 22,000円 |
毎月授業料 Wコース | 35,640円 x5 =178,200円 |
Rコース | 47,250円 x5 =237,600円 |
学習力育成テスト | 78,400円 |
日能研全国公開模試 | 26,400円 |
教材費 | 27,203円 |
総額 ※ | 391,603円 |
※Wコースで算出
日能研公式HPより引用抜粋 日能研HP
口コミ
・駅から近く利便性が高かった
・1クラスの人数が多いので教室のような雰囲気
・教え方は良いが、騒いでいる子がいても注意が甘い
・宿題の量や難易度は適当、提出は任意のため本人の意思次第
・スタッフや教師の面倒見が良く、子どもが楽しんで通えた
・授業内容が面白く子どもを飽きさせない工夫をしていた
・クラスが学力分けされていたので、進度がちょうど良かった
・アルバイトの学生指導がなく、教室の社員もしくは専任の講師からの指導を受けられるので指導の質が安定していた
塾ナビより引用抜粋 塾ナビHP
筆者実体験
小学校3年生の終わり頃から通い始めました。
日能研に入塾して驚いたことが2つありました。
1,授業がとても面白い、講師の先生がとても個性的
授業ってこんなに面白いんだ!と目から鱗でした。
小学校ではほぼ全ての科目を同じ先生が授業をしており、1年間ずっと同じ教え方です。
また小学校の先生はとても忙しく、授業の他にも行事、保護者対応、トラブル対応、クラブ活動、委員会など一人で多くの業務を同時にこなしているため授業の質を向上させるスキルに注力する時間が物理的に足りない印象がありました。
対して塾講師は基本的に授業が命です。授業をどのようにしたら面白く子どもの興味を惹きつけて、分かりやすく伝えることが出来るかということを講師陣がとても考えながら授業をしてくれている印象がありました。今でもとても面白かった先生方の授業の一場面を思い出すことがあります。高校時代に早稲田塾にも通いましたが、日能研の時ほど印象的な授業の先生はいませんでした。
2,授業の難易度が高い
中学受験の内容は小学校で習う範囲と大きく異なるため、進度も早く難易度も高いのでついていくのも大変です。
小学校の授業では4科目ほぼ満点を取れていても日能研のテストを受けたら、平均程度しか取れないことはザラにありました。
最初は学校の成績も悪くないから日能研でも上のクラスに入れるだろうとたかを括っていましたが、出鼻を挫かれました。
やはり大手の進学塾に来る子はそれなりに皆んな学力のある子が集まってきているのだということを実感しました。
学年が上がるにつれて難易度も上がるので、6年生の頃は分からないところをクリアにするために家庭教師の先生を付けて補っていました。
成績が悪かったり合格判定でひどい結果になり、落ち込んだことも多かったですし、週末も毎週テストでほぼ休みもなく6年生になると塾漬けの日々でしたが、それでも塾をやめたいと思ったことは1度もなく、3年間通い続けることが出来たのは、やはり講師の方々の飽きない面白い授業のおかげだと思います。
まとめ
個人的に自身が通っていた塾なので、もし我が子を通わせるのであれば検討する塾の一つに間違いなくなります。無料で入塾テストや体験授業を受講出来るので、まずは雰囲気を見るために試してみると良いですね。
1クラスの人数も学校のように多く、クラスも席順もテストの成績順となり、これがモチベーションとなる子もいればプレッシャーとなる子もいるため、お子さまとよく話し合い適性を見ながら入塾を検討したいですね。