中学受験は何が大変?どうやって乗り切る?

目次

    中学受験はいつから対策するの?

    何が大変?

    中学受験を乗り切るために

    まとめ

中学受験はいつから対策するの?

中学受験に向けて小学3、4年生から対策をはじめるご家庭が多いです。塾だと低学年から準備しはじめる場所もあり、中学受験専用のカリキュラムも組まれます。小学4年生で週2、3日ほど塾に通い、小学5、6年生では学習量も増えます。約3年間をかけて中学受験に臨むことになるので、保護者の方のサポートも長期にわたるということを念頭に置いておきましょう。

何が大変?

中学受験はお子さんが受けるので、もちろんお子さんがいかに勉強に取り組めるかが大事です。しかし、約3年間小学生がひとりで学習や生活の管理をするのは難しいことです。そのため、保護者の方のサポートが重要になります。ではどのようなサポートが必要なのか、どのような点が大変なのかを紹介します。

【1 学習習慣を身につけるサポート】

5、6年生になると学重量が増えることで勉強する時間も多くなります。学習習慣が身についていれば勉強時間の増加にも対応できますが、身についていないと学習についていけず、5年生のころに挫折を味わうお子さんもいます。そのくらい学習習慣は大事ですので、中学受験対策の初期の段階では、お子さんが学習習慣を身につけられるようにサポートしましょう。

まずは、決まった時間に勉強をはじめるように声かけをします。そして、どのくらいの時間、何の勉強をするか決めて取り組むようにうながします。最初はお子さんが思うように勉強をはじめず大変な思いをする保護者の方もいるようですが、学習習慣が身につくまでは根気強く声かけをしましょう。

【2 環境を整えるサポート】

お子さんが勉強に集中できる環境を整えましょう。例えば、プリント類の整理、やることリストの作成、わからないところをチェックしておくための文房具の用意などです。これらはお子さんが勉強に集中できるのと同時に、保護者の方が常に見ていなくても良いようにする工夫でもあります。保護者の方にも家事や予定などがありますよね。お子さんにつきっきりでは大変なので、お子さんがひとりでも勉強に取り組めるようにちょっとした工夫をしましょう。また、わからないところは付箋紙などでチェックしておいてもらえば、保護者の方の手が空いた時に確認できますし、そのまま学校や塾の先生に見てもらうことも可能です。お子さんの苦手分野の把握にもつながります。

【3 日々のサポート】

食事や学校の準備などのサポートは毎日行うものです。また、塾に通うとお弁当を持たせたり送迎をしたりします。夜遅くに迎えに行くこともあります。日々のサポートが意外と大変だと実感する保護者の方もいます。

【4 モチベーション維持のサポート】

約3年間にわたる受験勉強、テストの結果や成績によってはお子さんが不安に思ったり落ち込んだりすることもあるでしょう。お子さんが勉強に対するモチベーションを維持し続けられるように、日頃からがんばりをほめてあげましょう。ただ、ほめ方にもひと工夫が必要です。

「今日も勉強がんばったね」ではなく「今日は算数の計算をがんばったね」

「今回のテスト、たくさん正解できたね」ではなく「前に解けなかった問題、今回のテストでは正解できたね」

このようにお子さんががんばった点やできたところをより具体的にほめます。また、具体的にほめるためには日々の学習の状況を把握しておきましょう。

中学受験を乗り切るために

サポートといえば費用の面も考えておかなければなりません。中学受験対策のために3年間塾に通うとすると、平均約200万円が必要とされています。その後は入学金、授業料などの支払いもあります。教育費がいくらかかるのか概算し、どのくらい使えるのか確認しましょう。

以上のサポートを保護者の方がひとりでおこなうのは非常に難しいことです。受験対策をはじめる前に、父母やご家族の中で誰がどのサポートをするのか話し合っておきましょう。サポートを分担することでひとりの負担を減らし、ご家庭全体でお子さんを支えて中学受験を乗り切りましょう!

まとめ

中学受験対策は長期戦になります。お子さんのがんばりももちろん大切ですが、保護者の方のサポートも重要であることがわかりました。約3年間のサポートの中には大変なことも出てくるでしょう。事前にやるべきことを確認して、ご家庭全体で中学受験対策に臨みましょう。

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